Tetsu Tracks Band
Tetsu Tracks Band(テツトラックスバンド)は、日本のバンド。2016年4月結成。略称は「テツトラ」、別名は「哲音楽学校」。Blues、R&B、Rock、Popsなどの洋楽カバーのほか、オリジナル曲にも力を入れている。
概要
上々颱風 の前身バンド「紅龍&ひまわりシスターズ」のキーボード担当だった哲こと丸谷哲司が、得意分野の違うアマチュアプレイヤーたちを集め、2016年4月に結成。当初、Vo.マルヤ香織のレパートリーがBlues中心だったこと、バンドのグルーヴ練習課題曲がThe Allman Brothers Band のStormy MondayやHot 'Lantaなどであったことから、メンバーも周囲もブルースバンドだと思っていたが、哲の意図は「ジャンルの縛りなく、グルーヴ感のある演奏ができるバンドを目指す」ことだった。19ヶ月間の準備期間を経て2017年12月9日に初ライブ。2019年7月13日のライブでお披露目した「Camille」を皮切りに、オリジナル曲制作にも力を入れている。
エピソード
- 結成前のメンバー集めに際し、リーダーの哲はバンドコンセプトを綴った2Pにわたるレジュメを作成して各メンバーの説得に当たった。バンドの構成は「ツインギターであること」、メンバーの条件は「Bluesをちゃんと演ってきていないこと」この2点にこだわった。後者の条件はRockやAcid Jazz、Funkなど得意分野の違うメンバーで、Bluesをはじめとするグルーヴ感が必要な曲を演奏したときに、どんな化学反応が起こるかを見たかったためだった。
- 各パートのメンバーは順調に決まっていったが、ボーカルを誘っていなかった。哲がそれに気が付いたとき目の前にいた相手に「忘れてた。歌う?」と軽く聞いたのが、マルヤ香織がボーカルに決定した経緯。当時バンドで歌い始めて2年未満だったマルヤ香織は、哲がメンバー集めをしていることを知ってはいたが、自分が誘われるとは夢にも思っていなかった。
- 最初のリハーサルはスタジオに入ったものの楽器を触らせて貰えず、「Blues&Rock Stream Map」と題したレジュメが配られ哲の講義を聞くという、まるで授業のような2時間を過ごした。これが別名「哲音楽学校」と一部で呼ばれている由縁。夜勤明けのメンバーは途中から寝ていた。
- 洋楽カバーレパートリー「A Night in Tunisia」「Don't You Worry 'bout a Thing」の編曲はSax&Fl. 廣郡 拓によるもの。その難易度の高さから一部のオーディエンスから「変態アレンジ」と呼ばれ、その編曲を楽しんでいるメンバーは"M"が多いのかも知れないと囁かれている。
オリジナル曲
Camille|発表日 2019年7月13日
作詞:マルヤ香織 作曲:HIDE 編曲:哲、Tetsu Tracks Band
世界的に有名な彫刻家・ロダン の愛人で女流彫刻家だったカミーユ・クローデル(Camille Claudel / 仏) の苦しく哀しい生涯を、現代における女性進出の現状と比較し思いを馳せた曲。編曲によってレゲエ要素を少し取り入れた。
会いたくて|発表日 2022年9月24日
作詞:マルヤ香織 編曲:哲、Tetsu Tracks Band
モチーフはVo.マルヤ香織自身の体験を通した思いや夢で見た風景。今生ではもう2度と会えない、大切な相手を思い浮かべながらお聴きいただきたい曲。
雲の向こう|発表日 2023年10月28日
作詞:マルヤ香織 作曲:哲 編曲:Tetsu Tracks Band (モチーフ提供:階 一喜氏)
ギター片手に飲みながら、階 一喜氏が「テツトラに」と作ってくださったフレーズの一部をモチーフに、リーダーでkey.担当の哲が初めて作った曲。悩ましい人間関係における人の心の動きを淡々と描いたもの。
ききじょうじょう|発表日 2023年10月28日
作詞:マルヤ香織 編曲:せぼ、哲、Tetsu Tracks Band
ききじょうじょう(煕煕攘攘)とは、大勢の人が賑やかに和やかに喜び合い楽しむさま。日本カルチャーの新旧を織り交ぜ、SNSで知った「外国人から見た日本人」をコミカルに表現した曲。
メンバー
◆現メンバー
名 前 | パート | 在籍期間 |
---|---|---|
哲(リーダー) | キーボード、生ピアノ、編曲、作曲 | 2016/4~ |
マルヤ香織 | ボーカル、作詞 | 2016/4~ |
高木"せぼ"清一 | ベース、編曲 | 2016/4~ |
とら | ドラムス | 2016/4~ ※2023~活動休止中 |
廣郡 拓 | サックス、フルート、編曲 | 2017/10~ |
トモ・ヤギサワ | パーカッション | 2022/11~ |
ヌキ | ギター、コーラス | 2024/1~ |
カズ | ドラムス | 2024/1~ |
◆旧メンバー
名 前 | パート | 在籍期間 |
---|---|---|
PIN | ギター、コーラス | 2016/4~2023/11 |
HIDE | ギター、コーラス | 2016/4~2024/11 |
◆サポートメンバー
名 前 | パート | 期間 |
---|---|---|
中村"Nobu-san"暢晃 | ドラムス、パーカッション | 2022/1~2023/11 |
◆ゲスト
名 前 | パート | 共演ライブ |
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谷川 史郎 | ギター、コーラス | 2018/5/19:SIXTY 哲司、六十歳、還暦。 2018/6/2:Pin's Bar #26 |
階 一喜 | ボーカル、アコースティックギター | 2023/10/28:ROCK 秋の宴 |
※敬称略
ライブ実績
イベントタイトルをクリックするとLive reportをご覧いただけます
開催年月日 | イベントタイトル | 会 場 |
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2024/11/3(日) | THREE-WAY BATTLE Vol.2 | Live cafe 弁天 |
2024/10/12(土) | ロック生誕70周年・ロックンロールリバイバル | 横浜7th Avenue |
2024/9/8(日) | PIN’S BAR #33 | 築地・汐留 BLUE MOOD |
2024/3/9(土) | OTONIGHT vol.2 | Live in 隠れ家 |
2023/11/12(日) | Three-Way Battle | 六本木 CLUB EDGE |
2023/10/28(土) | ROCK 秋の宴 | Live cafe 弁天 |
2023/9/2(土) | OTONIGHT | Live in 隠れ家 |
2022/11/13(日) | 秋のLunch Time Party | 吉祥寺 Rock Joint GB |
2022/9/24(土) | Sweet Home CrocoⅡ | 原宿クロコダイル |
2022/8/27(日) | PIN'S BAR SESSION Vol.11 | Live cafe 弁天 |
2022/3/20(日) | 弁天スペシャル ROCK 春の宴 | Live cafe 弁天 |
2020/2/1(土) | Sweet Home Croco | 原宿クロコダイル |
2019/7/13(土) | 真夏のワンナイト ショウ Vol.1 in Croco | 原宿クロコダイル |
2018/12/15(土) | FLYING SANTA~聖し のむ夜 vol.2~ | 大塚Welcome Back |
2018/6/2(土) | PIN'S BAR #26 | 御苑サウンド |
2018/5/19(土) | SIXTY 哲司、六十歳、還暦。 | Live cafe 弁天 |
2017/12/9(土) | FLYING SANTA~聖し のむ夜~ | 大塚Welcome Back |